本日話を聞いたのは、ブロガー&ライターとして活動する沙結月(さゆづき)さん。
「文章が好き」という気持ちを胸に、未経験で文字を書く仕事に飛び込んだチャレンジャーです。
本業と子育てをこなしながら、大好きな文章と向き合い続ける沙結月さんに、文章好きはブロガーやWebライターを始めるべきか?を聞きました。
文:川上良樹
2023/9/19
●沙結月さんプロフィール
1984年生まれ。宮城県出身。
東京工芸大学卒業。総務と生産管理職を本業にしながら、ブロガー&ライターとしても活躍中。
子育て歴は15年以上。
読書が大好きで「文章を読まない人生は考えられない!」をモットーに小説・漫画・ビジネス書を中心に活字を追い続けている。
文章を読むことに
抵抗がない人生
――沙結月さんは、文章が好きだと聞きました。
沙結月さん(以下、沙結月):はい、文章は大好きです! 小さな頃から絵本や図鑑を手放さず、学校の図書館には毎日のように通っていました。
大人になったいまも、小説やビジネス書だけでなく、漫画など幅広いジャンルの本を読んでいます。
――お気に入りの小説はありますか?
沙結月:浅田次郎さんの作品が好きで、とくに「蒼穹の昴」「壬生義士伝」がお気に入りです。
小野不由美さんの「十二国記」シリーズもハマっていて、最新作が2冊同時に発売されたときでも、1日ですべて読み倒しました。
ファンタジーも好きで「ハリー・ポッター」は本も映画も楽しみましたね。
――漫画もよく読むのでしょうか?
沙結月:はい、漫画は寝る前の日課です。子どもの頃から、兄が買っていた少年ジャンプを読んでいました。
少女漫画も好きで、大人になってから「赤ちゃんと僕」を買い直しました。子育てをしているいまの目線で読むと、涙が……。
ほかにも「GIANT KILLING」「宇宙兄弟」「3月のライオン」など、おすすめしたいものがたくさんあります!
――わかりました(笑)どちらかというと、書くより読む方が好きだったのでしょうか?
沙結月:そうですね。暇さえあれば活字を追っているような感じだと思います。
もはや文章を読むことにまったく抵抗がないので、締切や時間に追われなければ、仕事で調べ物をするのも苦ではありません。
文章が好きだから
文章の仕事をする
――ブログを始めたのも、文章好きがきっかけですか?
沙結月:そのとおりです。副業をやってみたいなと思い調べ始めたときに、文章を書く仕事があることを知りました。
副業って、内職から肉体労働までいろんな仕事があるんですよね。でも、やはり本を読むことが好きだったので、文章に関わる仕事がしたいと思いブログを選びました。
――同じく文章を書く仕事であるWebライターは、当時やろうと思わなかったのですか?
沙結月:いえ、Webライターの仕事も気になっていました。でも、ブログで記事を書いていれば、Webライターとして仕事を獲得するツールにもなると気づいたんです。
とにかく記事を書いて文章の勉強をするためにも、2023年の2月にブログを開始しました。
――ブログのコンセプトを教えてください!
沙結月:「ブログ・マネー・子育て・暮らし」の4つをコンセプトにしています。まずは、自分が体験したことをどんどん記事にしていこうと思い選びました。
たとえば「ブログ」のジャンルは、まさに体験談をベースにしています。実際にブログを作っていく過程で調べたことを、そのまま記事化しているイメージです。
――ブログを始めて半年経ちましたが、なにか成果はありましたか?
沙結月:とある体験談記事が、検索上位に掲載されてかなり読まれるようになりました。アクセス状況をみてみると、リアルタイムでサイトを覗いてくれている様子もちらほら……。
本業と子育ての合間にコツコツ更新をする日々でしたが、続けていれば成果は出るものだなと感じましたね。
――ブログを始めて、変わったことはありますか?
沙結月:ブログを始めてから「世界が変わった」と思っています。
生活をしているなかで「これ、記事にできるな」と思う頭に切り替わったのは大きいですね。また、普段見ているニュースの見せ方の部分にも関心を持つようになりました。
本業で文章を書いているときも、常によりわかりやすい表現を意識するようになったのは、まさにブログを始めたからこそだと思います。
ブログの経験が
ライター業に活かされていく
――2023年の8月に、Webライターとしてもデビューされたのですね。
沙結月:はい、ライティング技術をさらに磨きたいと思い、Webライターとしても活動することを決意しました。
ブログを半年間続けたなかで、読んでもらうためには文章力が必要だと感じて……。顧客とのやり取りがあるWebライターの仕事をとおして、基礎から学び直したいと思いました。
――Webライターの仕事は、どのように獲得しているのでしょうか?
沙結月:インターネットでライター募集案件を検索し、仕事に応募しています。
実際に仕事をもらうためには、数あるライターのなかから選ばれなければなりません。Webライターとしての経験がなかった私は、ブログ記事を営業ツールにしていました。
――具体的には、どのような応募の仕方をしていたのでしょうか?
沙結月:募集がかかっている案件のジャンルに近いブログ記事を提出して、文章力をアピールしましたね。ブログをやっていたおかげで、スムーズに初めての案件を獲得できました。
まずは、脳が溶けてもやってみる
――Webライターやブログの仕事をしていて、文章を書くのが嫌だと思ったことはありますか。
沙結月:文章を書くのが嫌だと思ったことはありません。問題は、私の体力です(笑)
大変なところをいえば、勉強を続けなければならないことでしょうか。文章の勉強をいざ始めると、奥が深くてまさに「脳が溶ける」感覚を味わいました。
でも、いままで使っていなかった細胞を呼び起こしている感じで楽しいですよ。
――ありがとうございます。最後に、Webライターやブログを始めようか迷っている「文章好き」にメッセージをお願いします。
沙結月:やりたいと思ったら、まずは始めてみてください。
文章が好きな人は、小説や漫画など、さまざまなものから刺激を受けていますよね。そのなかで得た多角的な視点は、文章を書くときに役立つと思うんです。
小説が好きだったら、読んだ感想をブログに書くことから始めても良いと思います。日記をつけている人は、すでに文章を書く素質があるかもしれません。
文章に関わる仕事を始めてみると、知らない世界が広がります。おもしろい人生が味わえるので、ぜひチャレンジしてみてください!
――本日は、ありがとうございました!
インタビュー中に沙結月さんが1番輝いて見えたのは、好きな小説や漫画の話をされているときでした。
そんな文章好きの沙結月さんが書いた体験談ブログを読んでいると、人生の楽しみをおすそ分けしてもらったような気持ちになります。
まずは自分が体験したことを記事にしてみたいと思う方は、
ぜひ沙結月さんのブログ「Mea Via」へ遊びに行ってみてくださいね!